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第312歩兵師団()は、ベトナム人民軍(陸軍)の師団の1つ。第308師団に次ぎ、実戦経験豊富な部隊である。 == 歴史 == * 1950年11月初め - 辺境戦役終結後、第308師団第11、第16大隊と越北地区、第10戦区等の主力部隊を抽出し、第209連隊を基盤として、第312師団の編成開始 * 1950年12月 - 陳興道戦役に参加。27日、フランス軍第3機動連隊の阻止し、1個大隊を撃滅した。この日は、師団の創設記念日とされている。初代師団長レ・チョン・タン(黎仲迅)、政治委員(陳度)。 第一次インドシナ戦争時、西北地区で戦略機動任務を担当した。 * 1951年3月 - 黄花探戦役に参加 * 1951年10月 - 李常杰戦役に参加 * 1951年12月 - ホアビン戦役に参加 * 1952年10月 - 西北戦役に参加 * 1953年4月 - 上寮戦役に参加。ディエンビエンフーの戦いにおいて、第312師団は主攻を担当し、フランス軍の最も堅固な興蘭拠点群を攻略し、フランス軍司令官クリスティアン・ド・ラ・クロワ・ド・カストリ准将を捕虜にした。 ベトナム戦争時、チティエン軍区の指揮下に入り、南方の戦略機動任務を担当し、クアンチ=トゥアティエン一帯で作戦を行った。その後、ラオスのジャール平原と菠夢芬高原で3年間活動した。 * 1971年 - 帰国後、第308師団と協同でクアンチ戦役に参加。 * 1973年 - 北ベトナムに戻る。 * 1974年10月24日 - 新編の第1軍に編入 * 1975年3月 - 1,700kmを南下し、ホーチミン戦役に参加。南ベトナム軍第5師団を撃滅し、土龍木省の大部分を解放し、南ベトナム軍総参謀部に突入した。終戦後、北部に戻り、バクタイ省普安県に駐屯した。 * 1982年 - ヴィンフック省多福県に駐屯 * 1984年4月 - ハザン地区(中国名:老山、那拉)に転戦し、第2軍区の指揮下に入った(中越国境紛争)。 * 1988年3月末 - 第325師団と交代し、原駐屯地に復帰 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第312歩兵師団 (ベトナム陸軍)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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